在庫でやってきましたスティード400
僕が高校生の頃 一世を風靡したマルボロマンカスタムってやつになってます
チョチョっと名手直しして売るはずだったんですが

あっちゃこっちゃ ありえへんほど錆びてます
アルミって こんなんになるん? 
アルミのプレートが雑誌のように薄く何層にもなって粉になっております
ブラストしたら 使えるかなー
そんな甘い考えでおりましたが

ノーーーーウウ
粉になりよった!!

ほる?
どないかする?

 

とにもかくにも まずはエンジンをかけてみようか

バラバラにして ウェットブラストもして 
中身はそれほど腐食はないのね

綺麗になりました
キャブだけ

で、カチカチのマニホールドにセットして エンジンをかけてみると
調子良いやんけ ギア 全部入るやんけ 充電 ばっちりしてるやんけ

アカン 悪い虫がゴニョゴニョし出した
可愛くなってきた
このオンボロが!!

この状態を見つめる事 小一時間
スティードってのは ネックのエアダクトがないとなんともすっきりしますゆえ
外してしまいたい
でも外すと2個のキャブがあっちこっち向いておりますのでエアクリがなかなか売ってるものでは合わない
どーしよっか

もうドツボにはまっています

 

まーえっか そんなに時間 かけられへんし
元々ついていたエアチャンバー S&Sエアクリーナー
付けてみましたが
「こんなんアカンのんじゃ!!」

結局 前後のヘッドに2IN1 このパイプにSRのキャブでも付けよっと
こうなってしまいました
これ、径の合うパイプを探しておりましたら 材料コーナーのチタンエキパイがドンピシャ
意図せず チタン製となりました

っちゅーても合金ですから
かなりステンレスよりのチタンです

で、お察しの通り フレームに乗っかるのはタンクの底面
タンクまで作るのか!!

もうイメージが固まってきましたよ
今回のテーマは ドラッグスタイル というより ほんまにドラッグレースに出てるようなヤツ
というわけで ドラッグバーではなく セパハン!!
ただ、店の物置にはスティードのフォーク径に合うセパハンがない!!
似たやつで合わす!!

フンフンフーン と鼻歌交じりで穴を広げてまいります

リーマーでドンピシャな穴に揃えましてセット!!
がしかし!!
クランプタイプではなくボルト止めのハンドルでね
位置的な関係で このボルトがスティードのトップブリッジに どっこも付けれない!!
のーうう
ボツ
もーちっと 確認してから作業しないとね

ってな時に そーいや不良在庫コーナーになんかあったような・・・
無加工で付けれるハンドルが奥から出てきました
在庫管理 これも大事なお仕事です

ハンドルから解放されて タンクに着手してまいります
ドラッグスタイルと言えばスポーツスタータンクとか 合いそうですがね
今回はもっともっとドラッグ風味にしてまいります

スティードのカスタム上での欠点
ぶっとい二本フレーム
この上にプレートを載せて マウントしてがっちり固定します

で、上面と裏サイド面を貼り付けます
この段階ではまだね 割と適当な作業です
基本僕は設計図とか書きません
というか書けません
ちょっと作ってはそこからイメージするってな感じですので
ボツもそれに伴ってあったりもするんですが
机上でイメージなんて到底できる気がしませんので

次に横面です
そう このニーグリップ したろかってなアール
本気やで!!俺は!!ってなスタイル

タンクは大体イメージできるところまで完成したので お次は かなりでっかいカウルを作ります
ビキニとか フォークマウントじゃーなくって フレームマウントの大きなヤツ
今あるイメージはそれだけですので とにかく作って行きましょうか

ってな時に フルカスタム依頼のお客様のパーツが到着
ちょっとの間 コイツの作業は止まりそうです

まずはスクリーンに当たる部分を固定してバランスを見ますが なんともブッサイク!!
でもね 多分この先 カッチョ良くなるんですよ 多分ね

タンクの上側は完成です
そこにニョキっとキャブが生えております

ニーグリップ しまくりタンクになりました